SDRunoのバーチャル受信機能を使用したデジタル受信
(WSJT-X等の複数起動用 - 例:音声、JT65、FT8同時受信)

SDRunoは、同一バンドや異なったバンド(バンド間が最大8MHz以下)をまたいで、同時に受信できる機能があります。

複数バーチャル受信機の設定方法
SDRunoを起動します。MAINで、次の設定をします。
1. ADD VRXをクリックします。 必要数のVRXを作成します。

2.VRX0の後に、VRX1、VRX2とバーチャル受信機が増えていきます。VRX0以降のバーチャル受信機をONにするには、赤枠無いの四角をクリックして、緑にしてください。赤の状態ではOFFのままです。

3. 次に、各VRXのSP1とRXを開いていきます。各ウインドウ右上の数字が、VRX0、VRX1、VRX2・・・・・に対応しています。



4. 各VRX毎にWME Output Deviceの設定をしてください。
RX Control->SETT.->OUT->WME Output Device:

VB-Audioケーブル等を使用する場合、1本しか無い場合は、Right/Leftを指定することで2チャンネルを同時使用することが可能です。
例えば、VRX0はスピーカー、VRX1はJT65をVBAのLeft、VRX2はFT8をVBAのRightチャンネルに設定することで、3つの受信モードを同時に受信することが可能になります。

5.設定終了後、MAINのPLAY!ボタンをクリックして、受信を開始します。なお、VRXの追加削除、オーディオデバイスの変更等は、MAINを一旦STOPにして、再度PLAY!をクリックしないと有効になりません。


実際の使用例:
50MHz帯において、下記の受信モードを同時受信する為の参考例です。他のバンドでも応用可能ですので、お試しください。
VRX0: 50,000kHz - 50,600kHzの音声受信 (SSB、CW、AM等)
VRX0: 50,276kHz↑でのJT65の受信
VRX2: 50,312kHz↑でのFT8の受信

全体設定 - MAIN
MAIN->SETT.->INPUT->IF Mode->Zero-IFに設定


VRX0の設定
VRX0のSP1を開きます。
-SRは、2.0MHzに、DECは、2を選択します。
-LOを50,300,000Hzに設定後、LOをロックします。


次にVRX0のRX CONTROLを開き、オーディオ設定でスピーカーを選択してください。

必要に応じて、RX CONTROL上で、モード、フィルター帯域、音量等を選択調整してください。

設定完了後、MAINのPLAY!ボタンをクリックし、STOPにしてから再度PLAY!を実行することで、50,000kHz〜50,600kHz帯を受信することが可能です。

重要:この段階で実際に受信できることを確認してください。通常通り受信できない場合は、設定を再度確認してみてください。この段階で受信できない場合、以後のVRX1、VRX2に以降しても、正しく受信することが出来ません。


VB-Audioケーブルのインストール
VRX1の設定に移る前に、VB-Audioケーブルを、下記URLを参考にしながらダウンロード、インストール完了してください。

http://www.icas.to/sdrplay/digital/vba/


VRX1の設定

MAINからVRX1のRX CONTROLを開きます。
RX CONTROL->SETT.->OUT-WME Output->CABLE Input (VB-Audioを選択。
LEFTをクリック。
「Lock Output Fractional Resampler」は、チェック無しで上手く受信できない場合は、後でチェックを入れてみてください。デコード状況が改善される場合があります。

Freq: 50,276,000
MODE: SSB
FILTER: 2200, 2800 or 3000の何れか
設定完了後、MAINのPLAY!ボタンをクリックし、STOPにしてから再度PLAY!を実行することで、オーディオ出力がWSJT-X側で使える状態となります。

WSJT-X側の設定:
WSJT-X(例:Rig1)を起動します。
http://www.icas.to/sdrplay/wsjt-x/multipleinstance.htm
下図の様に設定します。
Mode: JT65
Band: 6m 50,276kHz
File->Settings->Audio->Input->
CABLE Output (VB-Audio Virutal Cable) - Left




これで、VRX1上でJT65が受信可能となりました。VRX0の周波数にかかわらず、単独で動作します。


VRX2の設定
MAINからVRX2のRX CONTROLを開きます。
RX CONTROL->SETT.->OUT-WME Output->CABLE Input (VB-Audioを選択。
RIGHTをクリック。
「Lock Output Fractional Resampler」は、チェック無しで上手く受信できない場合は、後でチェックを入れてみてください。デコード状況が改善される場合があります。

Freq: 50,313,000
MODE: SSB
FILTER: 2200, 2800 or 3000の何れか
設定完了後、MAINのPLAY!ボタンをクリックし、STOPにしてから再度PLAY!を実行することで、オーディオ出力がWSJT-X側で使える状態となります。

WSJT-X側の設定:
WSJT-X(例:Rig2)を起動します。
http://www.icas.to/sdrplay/wsjt-x/multipleinstance.htm
下図の様に設定します。
Mode: FT8
Band: 6m 50,313kHz
File->Settings->Audio->Input->
CABLE Output (VB-Audio Virutal Cable) - Right



これで、VRX2上でFT8が受信可能となりました。VRX0の周波数にかかわらず、単独で動作します。


お奨めヒント:
上記SDRunoの設定が一通り完了しましたら、ワークスペースに設定を登録することをお奨め致します。 次回SDRunoを起動後、設定が復元されます。(登録時は、VRX0のTuneを50,300,000Hz - LOと同一にしておくと便利です。)


尚、上記設定は一例であり、VB-Audioケーブルの有償版を購入されると、最大6チャンネルまで対応してくれます。但し、Windows PCはハイスペックが要求されますので、ご留意願います。

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