RSP1/1A/2/2pro/duo/dx & Raspberry Pi3 B+
TCPリモートサーバーとして使用する設定方法
 
(2021年1月20日時点 Version 1.1)

                       Prepared by ICAS Enterprises

RSPシリーズ用Raspberry Pi3 B+ OSパッケージには、TCPリモートサーバーも含まれており、比較的簡単にTCPサーバーとして使用することが可能です。


下記リンクを参考にして、EASYplayメニューを立ち上げてください。
http://www.icas.to/sdrplay/raspi/

EASYplayからRSP_TCP Serverの起動
インターネット/LAN接続設定は、サーバー起動前に行っておいてください!
又、Raspberry Pi自身に割り当てられているローカルIPアドレスも ip a コマンド等で確認しておいてください。


EASYplayを起動後、「06 RSP TCP Server (RSP Enhanced Mode)」を選択後、「OK」をクリックして、TCPサーバーを起動します。


以下の画面が表示されます。これでRaspberry Pi側の設定は終了です。



クライアントソフトの設定(この例では、Windows用HDSDR V2.80を使用します。)
インターネット/LAN接続しているWindows PC上に、下記を参考にしてHDSDRをインストールします。
http://icas.to/sdrplay/hdsdr/index-duo-dx-2r8.htm

次に、下記のURLからDLLをダウンロードします。zipファイルなので解凍しておきます。
https://www.sdrplay.com/downloads/
Select your RSP m
odel: RSPduo (他のRSPでもOK)
Select Operating System: ARM Rspberry Pi OS
Other Software: ExtIO Plugins
最終ページ: Down Load TCP ExtIO Plugin 1.2 をクリックして、ダウンロードしてください。

解凍した ”ExtIO_RSP_TCP.dll"は、HDSDRのフォルダー内にコピーします。

HDSDRを立ち上げると、どのDLLを使用するか尋ねてきますので、今回はサーバーに接続しますので、ExtIO_RSP_TCP.dll を選択して 「開く」をクリックしてください。HDSDRの画面が起動します。


HDSDR画面が起動後、ExtIOボタンをクリックしてください。下記の画面が表示されます。

Host IP Port: 事前に確認しておいたサーバー側のIPアドレスを入力します。
Portは 1234 となっていますので、コロンの後に入れてください。
本例では 192.168.2.193:1234
尚、Internet経由で接続する場合は、ルーターのポートフォワーディングで ポート 1234 の穴空けが必要です。

Auto Reconnect: チェックを外してください。
Persistent Connection: チェックを外してください。
Sample Rate: 最初に使用する場合は、0.250 MSPSに設定します。(後でバンド帯域に余裕がある場合は、上げても構いません。)
AGC: チェックを外し、スライドバーを上まで移動します。(実際の受信で感度が高過ぎる場合は、下げてください。)
BC/DAB: 必要に応じてMW/FM(BC)、DABフィルターにチェックを入れ、有効にしてください。

以上で設定が終了しました。HDSDRの「Start」ボタンをクリックして、通常の操作方法で使用してください。

下記ビデオで一連の操作を見ることができます。


===END===



戻る