DE1103DRMでSSBを受信する
  
DE1103DRMで、SSBを受信する方法をご紹介したいと思います。
  アマチュア無線以外にも、例えばAM放送の片側の側波帯にQRM(混信)
  がある場合、USB若しくはLSBモードにすることにより、混信から逃れること
  が可能です。又、帯域を自由に変化させることが可能です。
  
   
必要設備:
  1.DE1103DRM
  2.ソフトウエア
  
1.下記のサイトからRockyというSDR用受信ソフトをダウンロードして、PCに
    インストールします。(Quick startのRocky setup packageをダウンロードしてください)
    http://www.dxatlas.com/Rocky/
  -   インストール後、インストールしたアイコンをダブルクリックしますと、以下の画面が
 出てきます。View→Settingsを選択します。
  
 
 
-    Audioタグを選択し、Input device及びOutput deviceに使用するサウンドカードを設定します。 
  
 
 
-    DSPのタグを選択しますと、以下の画面が表示されます。真中の「山」を
 中心として、使用する帯域は、次の通りになります。
 DRMの局発が438KHzの場合:  向かって左側の帯域を使用します。(+12KHz)
 (DE1103DRMのDRM局発は438KHz)
 DE1103DRMが表示している周波数に約12KHzを加えた周波数を入力して、
 OKをクリックして設定を終えます。(多少局発にズレがありますので、正確に表示させる
 為には、近接のAM放送局でズレを把握しておきますと、正しい周波数を表示させること
 が可能です。)
   
 (DE1103DRMの周波数表示が7050KHzになっている場合の設定例)
 
 
-   次の画面が表示されます。一番左のON/OFFスイッチをクリックしてONにしてください。
 左右にスクロールする画面上にカーソルを持っていき、マウスのスクロールホイールを
 回転させるか、左ボタンをクリックしたまま左右にドラッグすることにより周波数がUP/DOWN
 します。DE1103DRMのワイド(WIDE)フィルタ使用時で最大10-11KHzの帯域をカバーすることが
 可能です。又、本ソフトの局発設定欄に、12KHz(左帯域使用時の場合)と入力することにより、
 DE1103DRMのメインダイヤルで設定している周波数が0KHzとソフト上に表示されますので、実際の
 受信周波数は、メインダイヤル表示周波数から表示された差を足し引きすることにより簡単に
 知ることが可能です。
  
 (DE1103DRMの場合、局発が438KHzですので、通常は真中の「山」からみて、左側の帯域を使用しています。)
 
 
-   SDRでは、特定の周波数でなく、受信可能なバンド幅全体を録音することが可能です。
 DX局の不在ワッチやパイルアップがあった場合のピックアップ周波数の解析等に利用
 が可能だと思われます。以下のファイルをダウンロードすることにより、本ソフトウエア
 で再現をすることが可能です。本ソフトの録音・再生アイコンの 「Play I/Q from File」から
 ファイルを読み込ませることにより、ある日のある周波数帯の全域(この場合約10KHz)を
 再現することが可能です。是非お試しください。
 (ZIPファイルですので、一旦解凍後、読み込ませてください。)
 
 ある日の1.8MHz帯 - 467KHz局発 (約14MB)  ダウンロード
 ある日の7MHz帯 - 443KHz局発 (約7.3MB)  ダウンロード
  
その他、以下のソフトでの動作が確認されています。
       http://www.winrad.org/winrad/index.html
       http://www.winrad.org/sdradio/index.html 
  
    
  
 
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